予防養生
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心の予防養生
笑いで元気
「笑い」が「健康」に役立つ、ときには「病気が治る」こともあるんだそうです。
どういうことでしょうか?
笑うと免疫力が調整される?
★ガンと笑い
健康な人の体内では、1日に3000〜5000個のガン細胞が発生しています。
しかし、みんなが「ガン」にならないのは、生まれつきに持っている50億個の「ナチュラルキラー細胞(NK細胞)」がガン細胞を破壊してくれているおかげなのです。
この働きはNK活性と呼ばれていますが、逆にNK活性が高すぎるとリウマチなどの「自己免疫疾患」のリスクが高くなってしまいます。
実験1)
ガンや心臓病の人を含む19人
↓
漫才や新喜劇で3時間大笑いしてもらう
↓
NK活性が低かった人→すべて正常値までアップした
NK活性が高すぎた人→正常値近くの数字に下がった
◎つまり、「笑い」は短時間でガンに対する抵抗力を高め、免疫機能を正常化させる効果(即効性)があることが分かったのです。
とりあえず、表情だけでも笑顔を続ければ、同じような効果があるということです。
★リウマチと笑い
実験2)
関節リウマチ患者が落語を鑑賞
↓
気分や痛みの程度が改善された
↓
ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」の値が大きく下がった
体内のリウマチの炎症を悪化させる物質の値が下がり、炎症を抑える物質の値が増加
◎つまり、「笑い」は関節リウマチを楽にする効果があることが分かったのです。
★アトピーと笑い
実験3)アトピー性皮膚炎の患者をコメディー映画を見るグループと天気予報を見るグループに分け、皮膚にアレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)を塗って反応をみた
↓
コメディー映画を見たグループのほうが天気予報を見たグループよりもアレルギー反応が減少し、かゆみも減少した。
◎ただし、笑いによるアレルギー反応の減少効果は、1時的(3〜4時間程度)でアトピー性皮膚炎治ったわけではなかったそうです。
笑いは頭を良くする?
★脳疾患と笑い
実験4)
脳疾患の患者が落語を鑑賞
↓
6割以上の患者の血流量が増加した
↓
α波(リラックス状態の脳波)とβ波(考え事状態の脳波)が増加
δ波、θ波(脳の機能低下状態の脳波)が激減した
◎笑うことによって脳が「リラックス」するとともに、脳の働きが良くなって、脳が活性化することが分かったのです。
笑いは体も元気にする?
★糖尿病と笑い
実験5)
中高年の糖尿病の患者に漫才を鑑賞してもらい、食前と漫才鑑賞後に血糖値を測定
↓
漫才鑑賞後では、ほとんどの人の血糖値の上昇が大幅に抑えられた
↓
その効果は、大笑いした人ほど大きかった
笑いで脳内リセット!
「楽しく笑う」「涙して泣く」「深く眠る」
↓
精神的ストレスになっていたことが1時的にゼロになる
↓
頭の中が「空っぽ」のような状態になる
↓
それまで何とか体を正常に保とうと頑張っていた脳と体内の機能の間の連絡が取れなくなり、「脳がリセット」された状態になる
↓
体が正常な方向に向かう
★笑いは万能薬
笑うことによって人は気持ちを明るくしてプラス思考に変換することができ、病気に打ち勝つ力が出てきます。
現在では、笑うことによって自然治癒力、免疫力が高まることが実際に証明されていて、医療においても活用されています。「笑いは身体の万能薬」なのです!
参考:WAKU2情報らんど
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