予防養生
予防養生
体の予防養生
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心の予防養生
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季節の予防養生
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漢方の予防養生
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漢方の予防養生
腎の漢方薬「八味地黄丸」はじっくり飲みましょう!
テレビや新聞の広告で注目されている八味地黄丸。
約1800年前に書かれた「金匱要略(きんきようりゃく)」という医学書に登場する漢方薬で、現代でも使われている非常に有名な処方です。
八味丸や腎気丸とも呼ばれ、腎の衰弱に対する漢方薬として使われます。
漢方における腎の役割は、泌尿器だけではなく、生殖や成長発育、呼吸、骨、脳、耳、足腰等に広く関与していますので、八味地黄丸は残尿感や頻尿、夜間尿、尿もれ、足腰の痛みやしびれ、むくみ、耳鳴り、目のかすみ等中高年によくみられるトラブルによく使われています。
現代医学でも
・糖尿病抑制作用
・骨代謝に対する作用
・造精機能に対する作用
・血圧降下作用
・腎臓に対する作用
があることが分かっています。
(参考:ツムラ八味地黄丸エキス顆粒(医療用)添付文書)
一般用医薬品の効能効果には次のように書かれています。
体力中等度以下で、疲れやすく、四肢が冷えやすく、尿量減少又は多尿でときに口渇があるものの次の諸症:
・下肢痛
・腰痛
・しびれ
・高齢者のかすみ目
・かゆみ
・排尿困難
・残尿感
・夜間尿
・頻尿
・むくみ
・高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)
・軽い尿漏れ
疲れやすく、下腹がひきつれたりしびれたりするが食欲は変わりない人によく合います。
のぼせが強く赤ら顔で体力充実している人、胃腸虚弱で下痢しやすい人は使用しないでください。
効果が感じられるまで時間がかかりますので1ヶ月は続けてみましょう。
タウンニュース川崎市宮前区版2022年3月25日号より
夜間頻尿でお困りの方へ
夜間に排尿のために1回以上起きなければいけない症状を「夜間頻尿」「夜間尿」と言います。
加齢と共に頻度が高くなり、睡眠が障害されるなど生活に支障をきたす場合もあります。
夜間頻尿の原因は次の3つに分けられます
?多尿・夜間多尿
尿量が多いために起こります。
・水分の過剰摂取
・服用中の薬の作用
・ホルモンバランスの乱れ
・糖尿病
・高血圧
・心不全
・腎機能障害
・睡眠時無呼吸症候群
などの原因が考えられます。
?膀胱容量の減少
少量の尿しか膀胱にためられなくなり、膀胱が過敏になります。
一般的には昼にも頻尿になることが多いようです。
・過活動膀胱
・前立腺肥大症
などが考えられています。
?睡眠障害
眠りが浅くてすぐに目が覚めてしまうため、目覚めるごとに気になってトイレに行くものです。
糖尿病や高血圧などの基礎疾患があるときは、そちらの治療を優先しましょう。
水神話に騙されないで
寝る前に水分をたくさん飲む人は、尿量が増えます。
水分は取っていないという方でも、食事の時間が遅かったり、寝る前に果物を食べたりすると、食べ物中の水分が元で尿量が増えることもあるでしょう。
水分を摂ると「血液がサラサラ」になり、脳梗塞や心筋梗塞の予防ができると信じている方がいらっしゃいます。
科学的根拠はなく、逆に寝前や夜間にたくさん水分を飲むことで夜間頻尿を引き起こしていることもありますので、むしろ水分を控えることが必要です。
参考:日本泌尿器科学会 夜間、何度も排尿で起きるhttps://www.urol.or.jp/public/symptom/03.html