予防養生
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体の予防養生
「卵子の在庫とAMH検査」 若奥さんのブログ20170311
卵巣の年齢が40代くらいと言われたとか
卵子の数が少ないから早く妊娠した方がいいと言われたとか
ときどきこういう相談でのご来店があります。
AMH検査というのは、
抗ミューラー管ホルモン
または
アンチミュラリアンホルモン
と呼ばれているホルモンの量を測定する血液検査で、
卵巣年齢が分かる検査というようなことで有名なんですが…。
ここでまず知っておきたいことですが、
AMH値からは卵子の質の良し悪しは分からず
AMH値が低くても妊娠される方はいるということです。
年齢と卵子の数と質ということでは、
年齢が高くなると卵子の数が少なくなり、卵子の質も悪くなります。
妊娠するためには卵子の数より質の方が重要ですが、
卵胞の全体数が少ないと質のよい卵胞数も少ないというようなことはあるのかもしれません。
卵巣では、原始卵胞という状態で卵子が保存されていて、
(原始卵胞の数=卵子の在庫)
原始卵胞は排卵までに
原始卵胞→一次卵胞→二次卵胞→前胞状卵胞→胞状卵胞→成熟卵胞
という流れで発育しますが、
AMHは、原始卵胞からではなくて胞状卵胞より前の発育途中の卵胞から出るホルモン。
成長している卵胞が多ければ在庫も多いだろうというのがAMH値。
AMH値が高いと、
例えば体外受精をするにあたってたくさん採卵できそうだけど、
強い薬を使うと卵巣が腫れてしまうかもしれないので要注意、
などということが予想でき、活用されています。
ちなみに多嚢胞性卵巣症候群ではAMH値が高くなりますので、
高ければいいというものでもありません。
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