予防養生
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漢方の予防養生
お尻がしびれる
長い時間正座を続けたり椅子に座っていたりすると、お尻から足にかけて痺れが出て立てなくなった経験がありませんか。
これは、坐骨神経が長時間圧迫されたのが原因の一つですが、正座していたわけでもないのに痺れが治らない方がいます。
坐骨神経は、背骨から足裏まで伸びる人体最大の神経です。
?腰辺りの背骨(第4腰椎〜第3仙骨)から出て
?尻の辺りで1本の太い束になり、筋肉の間を抜けて太ももへ降りて行きます。
?太もも裏側の筋肉の下を通り
?膝の裏あたりで分枝し
?すねの外側と
?内くるぶしまで伸びます
?〜?あたりに痺れや痛みを感じやすいのは、坐骨神経がそこを通過している方です。
特に?辺りに負担がかかると、坐骨神経が押し潰されて痺れが出る梨状筋(りじょうきん)症候群という神経痛が起こることもあります。
坐骨神経の圧迫が原因で起こる痺れは、圧迫性坐骨神経障害とも呼ばれます。
坐骨神経痛の主な原因は
□腰部椎間板ヘルニア
□腰部脊柱管狭窄症
など腰部の病気が主ですが、
□脊髄の腫瘍
□帯状疱疹
□リウマチ
□糖尿病
などが原因になることもあります。
もし尻の痺れや痛みが続く場合はまず整形外科を受診してみましょう。
漢方で考える坐骨神経痛
漢方では、坐骨神経痛のような痺れや痛みを痺症(ひしょう)と呼びます。
関節リウマチや変形性関節症などもここに分類されます。
痺症は、
□寒さ
□湿気
□高温多湿
など季節や生活環境、天候などの影響で、気血の巡りが悪くなり、痺れや痛みが現れると考えます。
□過労
□節度のない性生活
□過激な運動
□老化
□衰弱
□病後
□出産
など体力の低下が重なると、頻度や症状が増すと考えます。
病院の治療を受けても症状が長引く方は、一度ご相談ください。
参考:痛みの情報サイト 疼痛.JP
https://toutsu.jp/pain/zakotsu.html
参考:主婦の友社 家庭の医学
参考:タウンニュース 川崎市宮前区版2021年10月29日