予防養生
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体の予防養生
かゆみの正体
「ひっかきたくなるような不快感」
これが、かゆみの定義だそうです。
実は、「かゆみ」は体を守る「防衛反応」のひとつということをご存知でしたか?
皮膚に異物がついた際に、痒みを感じることによって、異常が起きている場所を私たちに知らせ、その異物を掻いて取り除こうとする行動を起こすことから、かゆみは一種の生体防御反応であると考えられています。
かゆみは「脳」が感じている!
「痛み」は皮膚だけでなく体の内部でも感じますが、「かゆみ」は体の内部では感じることはありません。
例)胃が痛いということはありますが、「胃がかゆい」ということはありません。
<かゆみの神経>
私たちの体には、「Cー繊維」と呼ばれるかゆみを伝える神経が存在します。
かゆみを伝える神経の末端部分は、皮膚の表皮と真皮の境界部分近くに存在しています。
かゆみは次のような順番で脳まで伝わります。
?外界からの刺激、または体内で生じたアレルギー反応によってかゆみを起こす物質が放出される。
?かゆみの神経の末端部分が刺激を受けとる。
?その情報が脳へ伝えられる。
?脳がかゆみとして認識する。
実際にかゆみを感じているのは「脳」なのです!
なぜ、ひっかくとかゆみが鎮まるのか?
痛みを感じるほどかきむしったり、熱いシャワーをかけたり、パチパチ叩いたりすると、かゆみが落ち着いた経験があると思います。
強いかゆみでも、痛みを感じるほどの刺激を加えると、やわらぐのはなぜでしょう?
皮膚で発生したかゆみは、
皮膚→脊髄→脳
と伝わります。
痛みを加えるとかゆみが鎮まるのは、
痛みを加えると、かゆみを伝える中継地点の「脊髄」で、「痛みの神経回路」が、「かゆみを伝える神経回路」を抑制するためなのです。
かゆみが鎮まったからといってかゆみが消えたわけではありません。
かきすぎは禁物です。
なぜ、かいてはいけないの?
かくと一時的に気持ち良さを感じますが、しばらくすると再びかゆみが襲ってきます。
<かゆみの悪循環>
かきすぎると、
皮膚を傷つける→湿疹など皮膚トラブルが悪化する→わずかな刺激に反応するようになる→再びかく→皮膚を傷つける
という「かゆみの悪循環」を起こしてしまいます。
<かゆみが広がる>
かゆいところをかくと
・炎症を起こす様々な物質が放出される→皮膚炎がさらに悪化する
・かゆみの神経に働く物質が放出される→かゆみがさらに悪化する
↓
元々かゆかった場所よりも広い範囲をかいてしまい、皮膚のダメージが広がり、皮膚炎はどんどん悪化する。
<かゆみの悪循環を止めるには>
かゆみの悪循環を止めるには「かゆみを止めること」
・かゆい部分を冷やす
・別のことに意識を集中し、気を紛らす
皮膚が乾燥すると、かゆみの神経が表面近くに伸びてきてしまいます。
皮膚の乾燥を防ぐためのスキンケアも大切です。
参考:順天堂大学 環境医学研究所 なぜ、かゆい?
https://www.juntendo.ac.jp/graduate/laboratory/labo/kankyo_igaku/kayumi/itch.html
漢方で考えるかゆみとは?
皮膚は外界と体内を隔てる大切な体の組織です。
このページの始めにあるように
「かゆみは皮膚についた異物をかいて取り除こうとする生体防御反応」です。
漢方でも、
・外界から侵入してくる様々な異物
・体の中から生成される様々な不要物
によって皮膚に起こる炎症=「熱」のためにかゆみが生じると考えます。
漢方療法では、
まず皮膚に生じている熱を制しながら、熱が生じる原因を取り除いていきます。
ただし、漢方薬を服用するだけでは上手くいきません。
生まれつき皮膚が弱く外界の異物(アレルゲン)に弱い人や、病気や慢性疲労、出産、ストレスなどで皮膚が弱っている人は、皮膚を丈夫にすることも重要です。
皮膚が弱っている人は、スキンケアも大切になってきます。
暴飲暴食などで体の中に不要物が溜まりやすい人は、食事の内容を見直すことも重要です。
皮膚のトラブルを治すためには、皮膚だけでなく、体全体のことを見つめ直してみてください。