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目
眼精疲労
私たちは視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚という「五感」を駆使して、生きるための情報をキャッチしています。
目を通じて得られる情報は80%〜90%と言われているので、目は日常的に疲れています。
物を見る仕組み
目でものを見る仕組みは、目をカメラにたとえると分かりやすく説明できます。
◇角膜と水晶体=ピントを調節するレンズ
水晶体の厚みをいろいろ変えて、遠くの物や近くの物にピントを合わせせることができるようになっています。
◇網膜=フィルム
網膜に映し出された情報は電気信号に変わり、脳へ伝達されます。脳がその信号を処理してはじめて「目が見えた」となります。
物は「目」で見ているのではなく「脳」で見ているのです。
<目の豆知識>
眼球の直径:約24ミリ(10円玉)
眼球の重さ:7〜8グラム
涙の分泌量:1日約1〜2mL、1年で約420ml
視野:約200度(時速60kmで走行中の車では約30度)
疲れ目と眼精疲労
「疲れ目」と「眼精疲労」が同じものだと思われがちですが、実は違います。
大きな違いは、症状の重さです。
「疲れ目」:一時的な目の疲れのことを言い、睡眠をとるなど休息によって自然と解消されるため、身体への影響はありません。
「眼精疲労」:眼痛・視力低下・肩こり・頭痛のような症状が出て、継続的に繰り返されることになります。1時間に1分は遠いところを見るなどして、目のストレッチをしましょう。
眼精疲労の原因は?
眼精疲労の原因で最も多いのが、スマートフォンやパソコンなどを長時間使用することによる目の疲れです。
集中して画面を見つめて動きの無い状態が続くと、眼球を動かすための「7本の筋肉」と、ピントを合わせるための水晶体の厚さを調節している「筋肉」が「筋肉疲労」を起こすことで生じます。
また、機器の仕様でまばたきが減り、コンタクトレンズ装着、エアコンの風が当たる環境などで涙が蒸発しやすくなる「ドライアイ」も原因であると考えられています。
<iPS細胞で目の病気が治る!?>
加齢性黄斑変性症は加齢が原因で起こる目の病気で、失明原因のひとつとして知られています。
黄斑は網膜の中心にあり、物を見るために一番重要な部分です。そのため、視野の中心が「歪む」「暗くなる」「ぼやける」といった症状がでます。
この病気の方が皮膚からとった細胞を様々な組織や臓器の細胞に変化できるiPS細胞(人工多機能性幹細胞)にし、これから作成した細胞の網膜への移植に成功しています。
これからは、進行を抑えるのではなく「治す」ことができる病気が増えていくかもしれません。
眼精疲労を予防しよう!
☆眼球やその周りを温めよう
血液の流れを良くして筋肉の疲労物質を取り除いて、筋肉を軟らかくする。
☆眼球を動かして筋肉をほぐそう
下図参照
☆十分な睡眠を心がけよう
眠りが深い状態(ノンレム睡眠)に、眼球運動は停止してまぶたの上の方に行き、筋肉が休まります。
☆目にとって大切な栄養素や成分
ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンE、ルテイン、アントシアニンなど
参考:WAKU2情報ランド
目の健康に良い物がありますよ
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