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高齢者
ひざ痛
ひざ痛は、肩こり、腰痛に続いて多い症状で、女性に多く加齢とともに増加します。
ひざ痛がひどくなると動けなくなり、「人工関節術」などの手術が必要になる場合もあります。
そのようにならないように、ひざ痛を遠ざけながら運動を行い、加齢とともに低下する足の筋力維持を心がけましょう。
ひざ関節
ひざ関節は、関節全体を「関節包」という袋が覆っています。
そして、この関節包の内部は、「関節液」という粘調性の液体で満たされています。
関節軟骨は、「大腿骨」と「脛骨」の関節部分を覆う軟骨で、「コラーゲン」と「プロテオグリカン」を主成分とする弾力性のある組織でできています。
また、大腿骨と脛骨の間には「半月板」があり、クッションの役割を果たしています。
関節軟骨と半月板があることで、ひざ関節は滑らかに動き、大きな負担にも耐えることができます。
年齢と共に衰えるクッション機能
ひざ痛の半分以上を占める「変形性膝関節症」は次のように起こります。
関節軟骨や半月板は、年齢を重ねるうちに変性し柔軟性を失う
↓
この状態でひざ関節への負担が続く
↓
関節軟骨や半月板が損傷する
↓
関節軟骨や半月板の断片が、関節包の内側にある「滑膜」を刺激する
↓
滑膜に炎症が起こる
↓
「痛み」「関節に水が溜まる」
ひざ痛になりやすい人
□筋力が弱い人・運動不足の人
ひざ痛を訴える人は、50歳以上の女性が最も多く、女性は男性より3〜4倍多いという統計が出ています。
その理由の一つに、女性の方が男性より筋力が弱い事があげられます。女性に限らず足の筋肉が衰えると、ひざ関節のバランスが悪くなり無理な力がかかりがちです。
そのため、筋力が弱い人や運動不足の人はひざ痛になりやすくなります。
□肥満の人
体重の増加は、ひざへの負担が増加します。
中高年になると肥満しやすくなり、さらにひざの老化が加わると自分の体重を支え切れなくなります。
□足に変形がある人
O脚、X脚、偏平足、外反母趾のある人は、ひざ関節にかかる力が不均衡になり、ひざ痛になりやすくなります。
□ひざを酷使する職業・スポーツをしている人
職業では、重い荷物を持つ仕事、立ち座りの動作を繰り返す仕事、ハイヒールを履いて長時間立っている仕事などです。
また、激しいスポーツをしている人も注意が必要です。
□ストレスを感じている人
ストレスは痛みを強めます。
ひざ痛を遠ざけるためには
ひざ痛は、まず保存療法(手術以外の方法)を行います。
保存療法は、薬物療法と非薬物療法があり、両方を併用するのが効果的です。
□薬物療法
辛い痛みがある場合は消炎鎮痛剤(内服薬やシップ、塗り薬など)、慢性的な痛みには血行改善薬などが用いられます。
□非薬物療法
?寒冷療法と温熱療法
熱や腫れを伴う急性の痛みは、患部を冷やし炎症の広がりを抑えます(寒冷療法)。
熱や腫れを伴わない慢性の痛みは、患部を温め新陳代謝促します(温熱療法)。
?減量
体重が標準を超えている方は減量を行い、ひざの負担を減らしましょう。
肥満度の判定は以下の計算でわかります。
[標準体重(BMI)]=身長(m)×身長(m)×22
[肥満度]=(測定体重(kg)−標準体重(kg))÷標準体重×100
肥満度の判定は、
肥満 20以上
太り気味 10〜20
正常 10〜−10
やせぎみ −10〜−20
やせすぎ −20以下
?運動
ひざ痛を改善するためには、足の筋力をつけ、組織の活性化を図ることか重要です。
積極的にウォーキングやひざ体操を行いましょう。
ウォーキングがきつい方は、水中ウォーキングがオススメです。
(ただし、長時間のプールは患部を冷やして血行を悪くしてしまうので、一定時間ごとにジャグジーやシャワーで体を温め治しながら行いましょう)
?サポートグッズ
少しでも体を動かすのを楽にするために、サポートグッズは欠かせません。
ひざサポーターや杖を使い、少しでも体を動かす習慣をつけてください。
?ストレス解消
ひざ痛で家に閉じこもりきりになると、精神的に落ち込みがちになり、症状が進行することがあります。少々ひざが痛むのは当たり前と思って、あまり気にし過ぎないも肝心です。
参考:WAKU2情報らんど
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