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女性の片頭痛
女性の頭痛は、男性よりも4倍ぐらい多いと言われています。
なぜなら、女性の片頭痛の多くは、女性ホルモンの変動によって大きく影響されるからです。
片頭痛は若い女性に多く、初めは10代で出てきて、20〜40代あたりに最も多くなり、そのピーク時には5〜6人のうち1人が偏頭痛を持っています。
そして、だんだんと年齢が進むと、反対に少なくなってきます。(下図)
20〜30代女性に好発する片頭痛
月経に関係する片頭痛は、
○ほかの片頭痛の発作に比べて痛みが強い
○持続時間が長い
○再発しやすい
といった特徴があります。
共通して言われるのは、「生理の初日前後の片頭痛は特に重症」であることが多く、時に「市販の鎮痛剤では効きにくい」ケースがあります。このため、生活の質まで低下させることがあります。
月経時の片頭痛は、毎月定期的に起こる可能性があるため、重症度によっては、その期間中でなくとも「不安な気持ち」で日々を過ごすことになりかねません。
日常生活に支障がある場合は、我慢しないで病院で治療を受けて、きちんと対処することも大切です。
【20〜30代女性の生理時に好発する片頭痛の特徴】
?いつもの片頭痛よりも長く、痛む時間が長い。
?いつもの鎮痛薬が効きにくい。
?一旦良くなっても、また再発する。
?吐き気などの症状を伴い、痛みも重度である。
見逃されやすい月経関連片頭痛
女性の片頭痛の6〜7割は、月経周期に関連しています。
女性は、12歳から15歳の初潮の始まるころから片頭痛が多くなります。
しかし、調査によると、
現実では月経に関連した片頭痛と本人が認識していない人が15%を占めています。(下図)
月経関連片頭痛とは
月経関連片頭痛は、「生理」や「排卵日前後」のホルモンバランスの乱れによって起こります。
多くの女性が感じる片頭痛は、卵胞ホルモンの「エストロゲン」と密接な関係があります。
女性は、月経周期によってエストロゲンとプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が大きく変動します。
エストロゲンの分泌は、
?排卵日にピークになり、排卵後に急速に減少します。
?排卵後に再び増え、月経前に減少します。
このエストロゲンの増減によって、排卵や月経のときに、片頭痛の回数が非常に増えてきます。
このエストロゲンの急激な低下により、セロトニン神経機能が低下して、脳の血管が拡張します。
拡張した血管は、三叉神経を刺激して月経前片頭痛を発症します。
でも、このように毎月繰り返して起こる頭痛は生理周期と関係があるのですが、そこに気づいていない女性も多く、頭痛を我慢してしまうのです。(下図)
片頭痛を軽くする工夫
【冷やすと効果的】
冷ますことは拡張した血管を収縮させ、痛みを鎮めるのに効果的です。
外出時や職場では、冷たい缶ジュースやペットボトル飲料を利用するのも良いでしょう。
【頭痛が起こりやすい状況を避ける】
気分転換を図り、ストレスを溜めないようにしましょう。
チョコレートや赤ワイン、チーズなどの食材は、脳血管の拡張を引き起こすため摂取を控えましょう。
【頭痛に響く音や光への対策】
強い光が刺激になるので、外出時にはサングラスをかけましょう。
片頭痛が起こった場合は、暗くて静かなところで仮眠したり、アイマスクや耳栓をしたりしてみると良いです。
参考:WAKU2情報らんど
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