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皮膚
からだの乾燥
現代は、季節の変化だけでなく、生活環境の変化によっても体の乾燥に悩まされる人が増える傾向にあります。
背景には、ストレス社会、エアコン環境の整備、コンピュータ社会、食生活の変化など生活環境の問題や、老化、女性ホルモンの働きが関係していると言われています。
今回はこれらの乾燥に伴う症状を見ていきましょう。
肌が乾燥する【ドライスキン】
ドライスキンとは、皮膚の水分や脂分が不足して皮膚が乾燥した状態です。
皮膚の一番外側にある角質層は、皮脂、天然保湿成分(NMF)、セラミド(角質細胞間脂質)などによって、皮膚の潤いを保っています。
同時に、病原菌や紫外線、化学物質など外部の刺激から体を守る役目を果たしています。
ドライスキンは、アトピーなどの体質や、乳幼児や高齢者といった年齢に関する因子による角質層の水分保持能力の低下が要因の一つとして挙げられています。
特に、空気が乾燥し始め、外気の変化が激しくなる秋から冬にかけて症状が現れやすくなるためのケアが必要です。
【対策】
○冷え対策を行う。(皮膚の新陳代謝低下を防ぐため)
○保湿・手入れは忘れずに行う。
目が乾燥する【ドライアイス】
ドライアイは、目の生活習慣病と言われ、生活環境と密接にかかわっています。
ドライアイとは、涙が少なくなって目の表面が乾いてしまう病気です。
涙が足りないと、目は乾いて傷付きやすい状態となります。
目の疲れを感じる人の多くがドライアイと言われています。
その原因として、加齢による分泌物の減少があり、さらにエアコン環境の整備、パソコン作業の増加、コンタクトレンズの着用、ストレスによるまばたきの回数低下などが重なることでドライアイの可能性が高まります。目の不快感を感じたら要注意です。
【対策】
○目の栄養補給を行う。
○まばたきの回数を増やす。
○蒸しタオルを活用する。(目の血流改善)
口が乾燥する【ドライマウス】
ドライマウスは、唾液の分泌量が減ることにより口の中が乾く病気です。
高齢になると唾液腺が委縮して、口が渇きがちになります。
また、ストレスによる自律神経の乱れ、糖尿病、薬の服用、良く噛まない食習慣、口呼吸の増加などが原因となるとも言われています。
口の中が乾燥すると、免疫の最前線基地である鼻と咽喉の奥を取り巻く咽頭リンパ輪が乾燥してしまうため、防衛システムが低下します。
口内炎や舌炎、口臭、味覚異常などが起こり、ひどい場合は食べ物が呑み込めなくなる嚥下障害まで起こってきます。
最近の研究では、肺炎を起こすこともわかってきました。
【対策】
○良く噛んで唾液腺を刺激する。
○常用薬の副作用を確認する。
○運動などにより自律神経の働きを整える。
膣が乾燥する【ドライバジャイナ】
女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下する更年期以降、女性の皮膚や粘膜は乾燥しやすくなります。
特に、膣周辺の粘膜が乾燥してかゆみや痛みが活性したり、性交痛を生じるドライバジャイナに悩む女性は多いと言われています。
また、膣内細菌のバランスも崩れやすくなるため、細菌感染を受けやすくなります。
最近では、若い女性でも過度のストレスやダイエットからエストロゲン分泌が減って無月経や月経不順と共に膣の乾燥に悩まされている人が増えていると言われています。
【対策】
○過度の食事制限を避ける。
○大豆食品を意識してとる。
○更年期以降の症状に対して、サプリメントなどで対応する。
<体の乾燥予防>
予防のポイントは、天候による乾燥だけでなく、生活環境、老化やストレスからくる乾燥に備えることです。これらの乾燥は感染症の可能性を増大させてしまいます。
特に秋以降、風邪を引きやすくなったり、慢性呼吸器感染症を起こしやすくなったりしますので、部分ごとのケアと同時に、ストレス対策など体のトータルケアも行いましょう。
参考:WAKU2情報ランド
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