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女性の膀胱炎
最近、「トイレが近くなった」「排尿している時に痛みがある」そんな症状はありませんか?
今回は、多くの女性が経験する「膀胱炎」についてご紹介します。
膀胱炎とは?
膀胱炎は、尿路感染症(腎臓から尿道に至る尿路の感染症)の一種です。
尿道から膀胱に大腸菌などの細菌が入って増殖し、膀胱の粘膜が炎症を起こすことで不快な症状が起こります。
★どんな人が膀胱炎になりやすい?
ほとんどが女性で、理由は以下の通りです。
?尿道が男性に比べて短い
?尿道の入口の近くに肛門がある
一方、男性も50歳を過ぎると、「前立腺肥大」「腎臓結石」などの疾患の増加に伴い、尿路感染症(尿道炎や膀胱炎など)を発症する人が増加します。
膀胱炎の症状は?
膀胱炎になると以下のような症状が現れます。
★初期に現れやすい症状
〇頻尿
〇排尿時の痛み
〇尿の濁り
★他の症状
〇尿意切迫感
〇残尿感
〇血尿
膀胱の炎症のために、下腹部にひきつるような痛みが生じます。特に排尿の終わりに激しく痛みます。膀胱が過敏になると、尿が少ししか溜まっていないのに尿意の信号が出るため、頻尿が起こったり、突然尿意を催して我慢ができなくなります。
さらに、白血球が混じった尿が白く濁り、炎症がひどくなると血液の混じった尿が出ることもあります。
また、細菌が増えると尿の臭いが強くなります。
日常生活のポイントは?
★尿量や排泄回数を増やす
膀胱に尿が長くたまると細菌が繁殖しやすくなります。
水分を多くとって尿を出し、膀胱内の細菌を洗い流しましょう。
★下腹部を冷やさない
下腹部を冷やすと、尿意が強くなり、膀胱炎の症状が悪化することがあります。
ひざ掛けやカイロなどを利用しましょう。
★便秘をしない
腸内で大腸菌が繁殖し、尿道に侵入しやすくなります。
★安静と休養をとる
過労やストレスにより膀胱粘膜の免疫力が低下します。無理をしないようにしましょう。
★尿道の入口付近を清潔に保つ
肛門の大腸菌が尿道に入るのを防ぐため、前から後ろに拭きましょう。
生理用品などはこまめな交換が必要です。
ちょっと違う膀胱炎「間質性膀胱炎」
通常、膀胱炎というと細菌性の膀胱炎を指しますが、最近、「間質性膀胱炎」が注目を浴びています。
「間質性膀胱炎」は、膀胱に原因不明の炎症が生じて、膀胱の知覚が更新して過敏になり、頻尿や痛みなどの症状がおこります。さらに疾患が進行すると膀胱が委縮していきます。
★特徴は?
細菌性の膀胱炎の場合は排尿時に特に痛みますが、間質性膀胱の場合は尿が溜まっていると痛む「蓄尿時膀胱痛」が特徴です。
また、抗菌剤を服用しても症状が改善しません。
★日常でのポイントは?
〇膀胱訓練
膀胱が徐々に委縮するため、トイレを我慢して膀胱の容積を広げます。
〇食事療法
頻尿や膀胱痛を悪化させるような食べ物を避けます。一般に酸っぱい物や辛い物に注意が必要です。ただし、この食品は個人差があるので、可能性のある食品を一つずつ試してみます。症状に影響する場合は、大抵6〜12時間の間に症状がでます。
(例)トマト、かんきつ類、酢、アルコール飲料、香辛料
〇適度な水分摂取
水分摂取を控えすぎて尿が濃くなると、膀胱にしみて痛みが出ることもあります。
参考:WAKU2情報らんど
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