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自律神経
自律神経失調症
肩こり、腰痛、下痢や動悸…。
病院で検査してもこれといって異常が見つからず悩んでいる方、いらっしゃいませんか?
ひょっとすると、【自律神経失調症】かもしれません。
一般的には季節の変わり目や、引越し、就職、転勤、入学、卒業等の生活環境の変化する時期、即ち、心身へのストレスが増える時期に多いといわれています。今回はそんな自律神経失調症についてご紹介いたします。
自律神経はバランスが大切!
自律神経は「無意識」に内臓の動きや体温の調節などをコントロールする神経で、以下の2つの神経に分類され、必要に応じて自動的にスイッチが切り替わるように働いています。
【交感 神経】=【がんばる神経】
血圧→あがる 気道→ひろがる 心拍→増える 胃→ゆるむ 腸→ゆっくり
【副交感神経】=【のんびり神経】
血圧→さがる 気道→縮む 心拍→減る 胃→縮む 腸→活発に動く
自分では抱えきれないほどのストレスがかかると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまいます。すると、自律神経によってコントロールされている臓器や器官の働きが乱れるため、全身にさまざまな不調が表れます。
自律神経失調症とは?
このように自律神経のバランスが崩れることによって、様々な不定愁訴(めまい、ふらつき、動悸、倦怠感など)を訴える人のうち、臓器の異常や目だった精神障害が認められないものを【自律神経失調症】と言います。
病院で様々な科を受診しても特に異常は無いので、「気のせい」「疲れのせい」で済まされてしまうことが多く、患者さんの中には不安がぬぐい切れず、色々な病院を巡る、いわゆる「ドクターショッピング」を繰り返してしまう人もいます。
【自律神経失調症の主な症状】
□頭痛
□めまい
□ふらつき
□不眠
□呼吸困難
□せき
□息切れ
□肩こり
□腰痛
□食欲不振
□動悸
□倦怠感
□便秘
□下痢
□手足の冷え
□しびれ
ホメオスタシスってご存知ですか?
私達の体は生まれながらにして、健康を維持するためのシステムを備え持っています。
これを【ホメオスタシス】=【恒常性】と言います。
ホメオスタシスは「神経系」「ホルモン系」「免疫系」の3つのシステムがお互いに協力し合って健康を保っています。
例えば、精神的ストレスは「神経系」にダメージを与えるので、このシステムがバランスを失い、「免疫系」や「ホルモン系」にも異常をきたします。そうすると、風邪を引きやすくなったり、血圧が上がったりと体の不調はますます広がっていきます。
【ストレスに弱いのはこんなタイプです】
□几帳面で神経質
□何事も完璧にこなそうとする
□物事にこだわりやすい
□感受性が高い
□周囲に気を使いすぎる
□柔軟性に欠ける
ストレスに負けない生活習慣を!
★規則正しい生活を!
もともと自律神経は一定のリズムに従って働いているので、本来の日常生活のリズムが狂ってくると、やがて自律神経のバランスも乱れてきます。
★ビタミンB1とビタミンCをしっかりとりましょう!
ビタミンB1は神経の働きを保つ働きがあります。不足するとなんとなくだるい、疲れやすいなどの症状が現れます。ビタミンB1は豚肉、大豆、うなぎなどに多く含まれます。
ビタミンCは交感神経の働きが盛んになると消耗が激しくなります。柑橘類、イチゴ、緑黄色野菜などに多く含まれます。
★適度な運動でストレス解消!
適度な運動は自律神経の働きを整えるのに役立ちます。無理せず週2〜3回のペースで疲れが残らない程度にするのがポイントです。ウオーキングや水泳などがおすすめです。
(参考:WAKU2情報ランド)
自律神経失調症のように西洋医学では診断がつかない病気は漢方の得意分野です。
症状や体質は千差万別ですので、それぞれに合わせた漢方薬をご提案いたします。
ストレスを軽くしてあげると体が楽になりますよ
体の疲れが溜まりにくい丈夫な体づくりをしましょう