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自律神経
めまい
春は「木の芽時」とも呼ばれる季節です。植物は芽吹き、冬眠していた動物は目覚め、活動を始めます。これは人間も同じことですね。
この冬から春仕様に身体が変わって行く時期に、起きやすい不調の1つとして「めまい」が挙げられます。今回はその「めまい」について考えてみましょう。
めまいとは?
「めまい」とは、実際には動いていないのに、自分や周囲が動いているように感じる、異常な感覚を指します。
「めまい」が起こるのは、体のバランスを保つ機能が崩れるためです。
私達の体は、バランスを保つために目や耳など体のいろいろなところから脳に情報が送られ、脳がそれらの情報を整理統合して、体の各部位に指令を出しています。
また、自律神経も脳からの情報をもとに血圧や血液循環のコントロールをすることで、これらの機能の維持に役立っています。
ところが、この体のバランスを保つための情報ネットワークがどこかで支障をきたすと、体のバランスを保てなくなって、「めまい」を起こしてしまいます。
めまいの原因は?
めまいの原因には次のようなものがあります。
【脳の異常】
脳出血、脳梗塞など
【自律神経の異常】
起立性低血圧など
【耳の異常】
メニエール病、突発性難聴など
【精神的なストレス】
【生活習慣病による動脈硬化】
糖尿病、メタボリックシンドロームなど
60歳以上にも増えている「メニエール病」
「メニエール病」とは、もともと30〜50歳代の人に多い病気でした。しかし、最近では、60〜70歳代の人にも増えており、より幅広い年代で見られるようになりました。
症状は、自分の周囲がぐるぐる回るような回転性の強いめまいを繰り返し、耳鳴りと難聴にも悩まされる病気です。
原因としては内耳の中の内リンパ液が急速に増えて起こる「内リンパ水腫」が考えられていますが、その原因として、ストレスと疲労が深く関わっている事が示唆されています。
日頃からストレスを自覚して、対策をとることにより発症初期で「メニエール病」を予防することが大切です。
めまいの予防
めまいは、ストレスの解消や生活習慣改善、日々の健康増進で予防できるものがあります。日常生活の中で試してみましょう。
★ストレスをためない!
【過労を防ぐ】
疲れを感じたら無理せずに休息をとることが大切です。意識して体を休めるようにしましょう。
【ストレスを軽減する】
趣味やショッピングなど、気分転換できる機会を可能な限り多く作るようにしましょう。
【生活リズムを整える】
食事や就寝時間を規則正しくし、活動と休息のリズムを作るように心がけ、ストレスがたまりにくい体作りを心がけましょう。
【有酸素運動を行う】
1日30分以上、週2回以上を目安に有酸素運動を行いましょう。
★血行を改善する!
特にメニエール病の方は、血液の循環が悪いと内耳機能が低下し、めまいが起きやすくなります。
【半身浴】
ぬるめのお湯で半身浴をするのも効果的です。熱い湯やサウナなどは、めまいを起こす危険性があるので注意しましょう。
【適度な飲酒と禁煙】
飲酒をする場合は1日にビール中瓶1本、日本酒なら1合程度の適当な量であれば、血行を改善させます。
喫煙は血行を悪くするので、喫煙者は禁煙しましょう。
糖尿病、動脈硬化、血管障害なども血液の循環が悪くなると症状が悪化します。血管の健康にも気を配りましょう。
参考:WAKU2情報ランド
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