部位から探す
泌尿器
寒くなるとおしっこが近くなる!?
寒い日におしっこが近いのはなぜでしょう?
そんなこまった症状から逃れる方法を考えて見ましょう。
どうして寒くなるとトイレが近くなる?
どうして寒くなるとおしっこに行く回数が増えるのでしょうか?
気温の変化に合わせた、体の自然な反応とも言えますが、原因はいくつか考えられています。
1)暑い時に比べると汗や水蒸気となって体から出て行く水分が減ります。その結果、体内の水分量が多くなりすぎて、それを解消するためにおしっこが増えます。
2)寒いと手足など体の末端の血管が体温を逃がさないように縮みます。その結果、体の中心の血液量が増えて、それを解消するためにおしっこが増えます。
3)寒いとおしっこを出そうとする交感神経の働きが強くなり、その結果、おしっこが増えます。
【特に回数が多くなる人】
●冷えが強い
●運動不足
●妊娠中
●強いストレスを感じている
●コーヒー、紅茶、お茶などカフェイン入り飲料やビールなどお酒を沢山飲む
●降圧剤など、利尿作用の強い医薬品を服用している
●更年期障害
●前立腺が肥大している
●膀胱炎や尿道炎など細菌感染症にかかっている
●糖尿病と診断されている
●尿道結石がある
体の水分調節のしくみ
私達の体は、飲んだりして体に入る量と尿や汗となって体から出て行く量が、下の式のようにバランスをとっています。
そのため、気温が下がると水蒸気や汗の量が減って、その結果、尿量が増えるとされています。
【出】:【飲料や食べ物として口から入った水分】+【栄養素が代謝された時に発生する代謝水】
【入】:【体表や呼気で出て行く水蒸気】+【尿】+【大便】+【汗、下痢、嘔吐などの異常代謝】
例えば、60kgの健康な人の場合は上の表に次のような数字が入ります。
【出】:【2000ml】+【300ml】=【入】:【900ml】+【1300ml】+【100ml】
おしっこの作られ方
私達のおしっこは「腎臓」という所で次のような流れで作られています。
【血液が腎臓に入る】
↓
【糸球体という網で血液がろ過される】
↓
【原尿が作られる】1日あたり150リットルも作られる
↓
【尿細管という細い管で99%の水分と共に体に必要なものが再び吸収される】
↓
【残りの1%だけが尿として膀胱に送られる】
膀胱には約500mlの容量がありますが、150ml〜300mlの尿がたまると尿意を感じるようになっています。ですので、早くたまれば、当然おしっこも近くなります。
寒い時のおしっこを予防・解消するための日常生活のポイント
【体を冷やさない】
衣類を工夫して、体を冷やさないようにしましょう。寝る時に靴下を履く、肩あてをする、大きめの布団に入るなども効果的です。
【体の中から温める】
筋肉がしっかり動く適度な運動をしましょう。ウォーキングも少し大股ですると良いでしょう。体を温める素材を使った温かい食事をしましょう。ゆっくりと入浴するのも効果的です。
【水分をとり過ぎない】
適度な程度の水分をとりましょう。コーヒーやカフェインを含む飲料は控えましょう。
【尿道括約筋を鍛える】
肛門締め運動で、尿道の周りの筋肉を鍛えましょう。また、トイレに行きたいなと思っても、10分ほどガマンして膀胱の蓄尿量を増やしましょう。
【病気を治す】
尿量が増える病気を治療しましょう。過度なダイエットも避けましょう。ストレスを溜めずにぐっすりと睡眠をとりましょう。
参考:WAKU2情報ランド
冷え性や低体温の方におすすめの物がありますよ
【不妊・子宝】【産後の不調】【生理・月経トラブル】【男女更年期】【子供のトラブル】
【アトピー】【せき・ぜんそく】【おなか・便秘】【痔】のご相談は
東急田園都市線 鷺沼駅 川崎市宮前区の漢方相談薬局
【エーケー有馬薬局】までご相談ください