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頭・首・顏
慢性頭痛
慢性的な頭痛で悩んでいる人は全国でおよそ3000万人いると推計されています。このうち、定期的に受診している人は1割にも満たないといわれています。
頭痛は適切な対策をとれば症状を和らげることが十分可能ですので、原因やしくみをきちんと把握しましょう。
さまざまな頭痛
一言で「頭痛」と言ってもさまざまなタイプがあります。
【緊張型頭痛】
頭全体が締め付けられるような痛みが続きます。慢性頭痛の6割がこれに当てはまります。
その日のうちに収まる事もあれば、毎日続く事もあります。
【片 頭 痛】
ズキンズキンと脈打つように痛みます。頭の片側が傷むこともあれば、両側が痛む事もあります。傷みが強く、寝込んでしまう事もあります。
痛みの持続時間は数時間〜数日間で、起こる頻度は様々です。
【群発 頭痛】
目の奥の激しい傷みが一定期間、集中的に起こります。多くの場合、目の充血やまぶたが下がるなどの症状を伴います。
痛みの持続時間は1〜2時間のことが多く、1日に1〜2回、1〜3ヶ月にわたって毎日起こります。その期間が過ぎると頭痛は消えますが、半年〜数年後には再び集中的に頭痛が起こります。
【症候性頭痛】
脳腫瘍、頭蓋内出血、髄膜炎などが原因で起こります。専門医へ相談する必要があります。
どうして頭痛が起きるの?
【緊張型頭痛】
長時間のパソコン操作など首や頭を支える筋肉に負担がかかると、後頭部と側頭部の筋肉が収縮し、血流が悪くなります。その結果、肩が凝るだけではなく、頭痛やめまいが起こってきます。さらに、精神的なストレスも自律神経に影響して筋肉を収縮させるので、頭痛の原因となります。
女性のほうが男性よりも少し多く、全ての年齢層に見られます。特に、なで肩の女性は首や肩の筋力が比較的弱いため、緊張性頭痛になりやすいと言われています。
【片 頭 痛】
セロトニンや三叉神経が片頭痛に関与しています。ストレス・光・音・臭気・人ごみ・月経・睡眠不足・食物などが原因で脳血管が拡張し、知覚神経が刺激され、片頭痛が起こると考えられています。
片頭痛は20〜40歳代の女性に多く見られます。
・痛みで寝込んでしまうことがある
・動くと傷みが悪化する
・吐き気を催す
・光や音に敏感になる
上の症状のうち、1つでも症状があれば片頭痛の可能性があると考えられます。
【群発 頭痛】
群発性頭痛が起こる仕組みは未だ良く分かっていません。何らかの原因で目の奥にある太い内頚動脈が拡張するためと考えられています。
20〜30歳代の男性に多く見られます。
頭痛の予防法と対処法
多くの頭痛は血流の悪化が大きな原因のひとつと考えられています。良い血の流れを維持することが大切です。
【緊張型頭痛】
<予 防 法>
・ストレスを溜めない
・正しい姿勢を保つ
・長時間同じ姿勢をとり続けない
・ストレッチする
・毎日10〜20分程度の軽い散歩をする
<対 処 法>
・蒸しタオルで首や肩を温め、血行を良くする
【片 頭 痛】
<予 防 法>
・ストレスを溜めない
・睡眠を十分取り、飲酒を控える
<対 処 法>
・片頭痛が起きている側のこめかみを押さえて、その部分を走る動脈の血流を阻害する。
・冷却用シートなどを使ってこめかみ周辺を冷やす。
・暗いところで横になる。
【群発 頭痛】
<対 処 法>
・群発期は飲酒を控える
・十分な睡眠をとる
・痛みがひどければ病院へ行く
参考:WAKU2情報らんど
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