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心房細動と脳梗塞の危ない関係
「脳梗塞」患者の30%は「心房細動」が原因と言われています。
この「心房細動」は、単独では命を落とすような重篤な病気ではありません。
ですが、群馬県出身の政治家やプロ野球元監督が「脳梗塞」で倒れ、大きな話題になったことがありましたが、実はこの「脳梗塞」の原因は「心房細動」であったと伝えられています。
今回は、そんな心房細動と脳梗塞の危ない関係についてご紹介します。
心房細動とは?
規則正しく拍動するはずの心臓で、拍動のリズムが乱れることを不整脈といいます。
心房細動はこの不整脈の一種で、心房部分(心臓の上半分)が痙攣するように震えて、規則正しい拍動が出来なくなった状態の事を言います。
この心房細動は高齢者に起こりやすい病気で、超高齢化社会を迎えた今、患者数が増加し続けています。
心房細動の原因と症状は?
〇日常生活では、
「ストレス」「疲労」「寝不足」「多飲酒」「コーヒー(カフェイン)のとりすぎ」など
〇病気では、
「心臓弁膜症」「心筋梗塞」「心不全」「高血圧」「糖尿病」「甲状腺機能亢進症」など
しかし、原因が特定できない場合もあります。
心房細動は加齢に伴い発生しやすくなるとされています。その割合は、50歳代では1%以下ですが、70〜80歳以上になると5〜10%にも上昇するとされています。
心房細動には、
〇一時的に起こる「発作性心房細動」と
〇慢性的に持続する「慢性心房細動」があります。
その症状は、
【動悸、脈のバラバラ感】
【息切れ、呼吸困難】
【疲労感】
【胸の痛み・不快感】
【めまい、ふらつき】
など
心房細動が原因で起こる脳梗塞の流れ
【心房細動】
↓
【左心房が痙攣するように収縮】
↓
【左心房内の血流が悪くなり血栓(フィブリン血栓)ができやすくなる】
↓
【この血栓が脳に運ばれて、脳の血管に詰る】
↓
【脳梗塞】
心房細動は特に高齢者に多い不整脈なので、たった1回の発作でも寝たきりになる重症の脳梗塞を引き起こす可能性があります。
心房細動を起こしやすい人は、血栓をできにくくする薬を服用することで予防することが出来ますので必ず専門医(循環器内科)を受診しましょう。
脳梗塞の前触れ症状は?
【運動障害】左右どちらかの手足に力が入らない、動かせない、足がもつれる
【感覚障害】体の左右どちらかがしびれる、熱さや痛みなどの感覚が無い
【平衡障害】めまいが起きて立っていられない
【言語障害】ろれつが回らない、話したい言葉が出てこない
【視力障害】物が二重に見える、視野の半分が欠ける、片方の目が見えない
【嚥下障害】物を上手に飲み込めない、むせたりする
以上のような症状が出た時は、すぐに専門医を受診するか、救急車を呼びましょう。
参考:WAKU2情報らんど
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