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食道・胃
胃もたれ・膨満感・ゲップ・胃酸逆流は「胃下垂」「胃アトニー」かも
「胃下垂」は
胃が骨盤内にまで垂れ下がっている状態のことですが、
↓
胃下垂が長く続いて胃の筋肉が緩み、
動きが鈍ってしまった状態を「胃アトニー」と言います。
胃アトニーになると消化力が衰えるため、
・食べたものが長時間胃の中に残る
・胃もたれや膨満感が続く
などが起こります
さらに、
消化しようとして胃酸が沢山出るため、
・ゲップ
・胃酸逆流
などを起こしやすくなります。
・めまい
・頭痛
・倦怠感など
「自律神経失調症」を訴えることもあります。
過労やストレス、過食などが原因と言われています。
まずは、
1回の食事量を減らして胃を休めましょう。
漢方では、
胃アトニーを胃腸虚弱のひとつと考え、
消化力を補いながら
胃の体力を少しずつ回復して行きます。
・病院に行っても良くならない方
・胃アトニーかと思った方
お気軽にご相談ください。
(タウンニュース川崎市宮前区版2025年5月30日号より)
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胃アトニーになりやすい人は?
現在は胃アトニーよりも
「機能性ディスペプシア」という診断名が使われる用になっています。
機能性ディスペプシアは、
・男性より女性に発症しやすい
・若い世代の方が高齢者より発症しやすい
・BMI(肥満指数)が高いほど有症率が高い
との報告があるものの、
まだはっきりとはわかっていません。
・食後の胃もたれ・胃痛
・みぞおちの痛みや灼熱感
・ゲップ
・胃の膨満感
のような自覚症状が3ヶ月以上続いている時は、
病院で診察を受けましょう。
参照:メディカルドック 「胃アトニー」の症状・原因・発症しやすい人の特徴はご存知ですか?
胃アトニーの予防は?
胃アトニーを含む
機能性ディスペプシアの予防には、
・生活習慣の改善
・暴飲暴食、偏食など食生活の改善
・毎日同じ時間帯にしっかり睡眠をとる
・ストレスを溜めない
・冷暖房の効かせすぎを止める
・禁煙
などに取り組みましょう。
参照:メディカルドック 「胃アトニー」の症状・原因・発症しやすい人の特徴はご存知ですか?