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女性
月経前症候群(PMS)は漢方で解決!
月経前症候群(PMS)でお悩みですね
女性と月経は長いお付き合いです
閉経まで毎月あるものですから、PMSを楽にしたいですよね
○イライラ
○落ち込み
○不眠
○胸の張りや痛み
○下腹部痛
○頭痛
○むくみ
といった不快な症状があり
○月経が始まると症状が軽くなる
が特徴です
総称して「PMS(月経前症候群)」と呼びます
排卵後の女性ホルモンの変化が関係していると考えられていますが原因ははっきりしていません
漢方ではこのPMSを楽にする方法があります
ご自身が次のどのタイプに当てはまるか考えてみてください
それぞれの体質に合った解決方法がございますのでお気軽にご相談ください
イライラタイプ(気の巡りが悪い気滞タイプ)
<主な症状>
○イライラ
○怒りっぽい
○乳房の張りや痛み
○頭痛
○肩こり
○ストレスが多い
<ポイント>
五臓六腑の「肝(かん)」(肝臓)が正常に働いていないタイプです
肝は、血(けつ)を蓄え、血量や月経周期の調節し、気の巡りをスムーズに保ちイライラを整えます
肝がバランスを崩すことで気の巡りが悪くなり、イライラや怒りといった精神的な不調が起こりやすくなります
気の巡りを整える漢方薬を使うと身体が楽になります
合わせてイライラを上手に発散する工夫もしてみましょう
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痛みタイプ(血の巡りが悪いおけつタイプ)
<主な症状>
○痛みが強い(頭痛、胸痛、腹痛など)
○肩こり
○手足のしびれ
○月経痛が強い
○経血が黒っぽく塊が多い
<ポイント>
血は気と一緒に流れているため、ストレスなどで気の巡りが停滞すると、血の流れが滞る「おけつ」になってしまうことがあります
また、体内の血は「温かいとスムーズに流れ、冷えると停滞する」という特徴があります。
ところが、体に冷えがあると血も冷えて「おけつ」を招き、痛みやしびれなどの不調が起こりやすくなってしまいます
おけつを取り除く漢方薬を使うと身体が楽になります
冷え症の人は、日頃から冷えをしっかり予防することを意識して温かい飲食、毎日の入浴などで身体を温めるよう心がけ、血行の良い状態を保ちましょう
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むくみ・体重増加タイプ(水が溜まる水滞タイプ)
<主な症状>
○むくみやすい
○太りやすい
○痰が多い
○吐き気
○食欲不振
○頭痛
○めまい
○尿が少ない
○軟便
<ポイント>
月経前は黄体ホルモンの分泌が増える時期ですが、黄体ホルモンには月経の出血などによる栄養不足を防ぐため身体に栄養や水分を溜め込もうとする働きがあります
そのため、月経前になると身体がむくんだり体重が増えやすくなったりします
漢方では、このような状態を湿(しつ)が停滞している状態と考えます
湿の停滞を招きやすいのは水分代謝を担う脾胃(胃腸)の働きが弱くなっているタイプです
胃腸を元気にして湿をのぞく漢方薬を使うと身体が楽になります
胃腸不調を感じやすい人は日頃から胃腸に負担をかけない生活を心がけましょう
むくみなどを感じる時は、体内の余分な水分をすっきり取り除くことが大切です
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疲労倦怠感タイプ(気血不足の虚弱タイプ)
<主な症状>
○疲労感
○倦怠感
○不眠
○顔色が蒼白
○めまい
○眼精疲労
○ため息が多い
○動悸
○脱毛
○月経量が少なく色が淡い
<ポイント>
体内に栄養を与える血(けつ)と身体のエネルギーとなる気が不足しています
○加齢
○貧血
○病気による消耗
○過度なダイエット
などが原因で体内の気・血が不足していると、月経前の疲労感や倦怠感、不眠といった不調が起こりやすくなります
血の不足は月経の状態にも影響するのでしっかりと体質改善しましょう
気血を補う漢方薬を長期間コツコツ服用すると少しずつ身体が楽になります
日頃から疲れやすく、めまいや動悸、不眠などの不調を感じている人は、栄養をしっかり摂って気・血を十分養うよう心がけましょう
(参考:こころとカラダの元気を作るCOCOKARA)
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