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不妊・子宝
「精子の運動率」でお困りではありませんか?
男性不妊の原因の一つに精子の運動率が悪さがあります。
精子は鞭毛と呼ばれるしっぽのようなものを動かして前に進みます。
精子が運動するためには、ミトコンドリアで精液や卵管液の糖分をエネルギーに変えています。
卵子と出会うために泳ぎ切る必要がある子宮が約7〜9cm、卵管は約10cmですが、精子の全長は約0.05mmですので、身長170cmの男性に例えると約6kmを一気に泳ぎ切らなくてはいけません。
時速に直すと、精子は時速30〜40cmの速さで子宮口から卵管に向かって泳ぎ続けます。
子宮口から卵管までは23cmくらいなので、最短距離を泳いで行けば1時間弱で卵子との待ち合わせ場所である卵管に到達する計算になります。
しかも、射精された億単位の精子のうち泳いで卵管までたどり着く精子は数百匹。
射精された精子は気の遠くなるような距離を泳ぎ切る力がなければ受精することができません。
(参考:精子と射精のメカニズム - からだと病気のしくみ図鑑 - goo辞書)
(参考:戦う精子〜 桃クリブログ 大阪の不妊治療なら【園田桃代ARTクリニック】)
(参考:子宮のはたらき | 子宮筋腫を知る | 子宮筋腫note)
(参考:はこだて医療情報 コラム 男性の性(11))
精子の運動率を漢方で考える
漢方では、精子の動きの悪さは生殖を司る「腎のエネルギー不足=腎陽気の不足」と「血の巡りの悪さ=お血」が原因と考えます。
対策としては、食事・生活習慣の改善とともに「補腎活血」の漢方を使用します。
精力が弱い(性交渉が月4回以下)・冷え性・疲れやストレスが溜まっている・睡眠不足・喫煙や飲酒の習慣がある・食生活が乱れている・成人病予備軍など思い当たる方、ビタミン剤などを取り入れても改善しない方は一度ご相談ください。