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腸
下剤連用の害、大腸黒皮症
ドラッグストアなどでも下剤が手軽に購入できるため安易に下剤を連用する人が多く見受けられます。しかし、下剤に頼って排便する習慣を続けていると排泄力が衰えて自力での排便が難しくなってしまいます。いわゆる「下剤依存症」と言える状態です。
さらに怖いのは、アロエやセンナ、大黄などの「アントラキノン系下剤」(大腸刺激性下剤)を連用すると、「黒いシミ」が大腸の壁にできます。そして自覚症状こそ無いものの「伸びたゴムホース」のような状態になって動きが弱ってしまいます。ただでさえ「下剤依存症」で弱くなっている大腸の働きがますます弱ってしまうのです。これが「大腸黒皮症」という副作用です。
「下剤依存症」なってしまうと自力での排便が難しくなってくるため、下剤の量もどんどん増えていきます。逆に、下剤を止めると排便ができず腹部膨満感や腹痛が起こります。また腸内で1日2〜3リットル発生しているガスを排泄できないので、これが胃を圧迫して食べられなくなることもあります。さらに、排便できない不安感からうつ状態になってしまうこともあります。
下剤をダイエット目的で安易に使用している方もいらっしゃいますが、栄養分は小腸で吸収されていますのでダイエットにはなりません。
下剤は麻薬のようであることを自覚して欲しいです。
【参考資料】マキノ出版 松生恒夫「排便力が身に付く本」
「排泄力」をつけるよいものがありますよ
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