部位から探す
口・のど
口が渇く
Q 水分を取っても口の渇きが納まりません。
夜間に強く、渇きで目が覚めることもあります。
A 漢方では涙、汗、唾液、鼻水、胃液などの体液を津液(しんえき)と言いますが、
水分補給をしても解消されない口の渇きは津液不足が原因の一つと考えます。
慢性的な津液不足は空気の乾燥、肺機能や胃腸機能の低下、慢性病による消耗、老化による保水力の低下等により起こり、口や喉、鼻、皮膚などの乾燥や唾液不足、目の乾燥、便秘等が強くなります。
さらに不足すると夜間に口等の乾燥が強くなり、手足のほてり、イライラや不眠、めまい等も伴うようになります。
このようなときは、漢方薬で津液を回復すると症状が楽になります。
(タウンニュース宮前区版2017年10月27日号より)