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鼻水・鼻づまりの養生法
猛暑だった夏の後の春はスギ花粉の飛散量が大幅に増えると言われています。花粉症の方にはとても憂鬱な季節です。
漢方で考えるアレルギー性鼻炎は、風に乗って飛んでくるホコリや花粉などを「邪気」と呼び、これらが体の中に入り込むことで、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状を引き起こすと考えます。同じ生活環境なのに人によって症状に差が出るのは、邪気を跳ね返す抵抗力(体力や免疫力)が違うからです。抵抗力が低下した原因を見つけ出して、体質改善することで症状が楽になります。
その1、「黄色っぽい鼻水の人」
「原 因」肺に熱がこもっているためです。
「症 状」鼻をかもうとしてもうまくかめず、強い鼻づまりを起こすようになります。頭痛やのどの渇き、のどの痛みを伴う事もあります。風邪が長引いた時や副鼻腔炎(蓄膿症)の時に良く見られる症状です。
「予防法」抵抗力(体力・免疫力)をつけることです。
「食養生」熱を冷ます作用のある食材を食べましょう。(豆腐、ごぼう、ペパーミントや菊花のお茶など)
その2、「薄い鼻水が多量の人」
「原 因」肺が冷えて余分な水分が溜まってしまったからです。
「症 状」嗅覚が低下し、くしゃみが出ます。鼻づまりも起こしますが、鼻をかめば楽になります。むくみも出やすくなります。
「予防法」第一に冷えを避けましょう。体を温め、水分のとりすぎにも注意しましょう。
「食養生」体を温める作用のある食材(長ネギ、しょうが、羊肉など)とむくみを取る作用のある食材(あずき、えんどう豆など)を組み合わせて食べましょう。
その3、「水っぽい鼻水の人」
「原 因」胃腸が弱っているからです。栄養を取り込む力が落ちているため、体力・免疫力が衰えています。
「症 状」ちょっと運動すると汗をかき、すぐに冷えて水っぽい鼻水が出ます。お腹の張りや下痢・軟便を起こしやすく、疲れやすく風邪を引きやすいのも特徴です。
「予防法」なるべく体を冷やさないようにしましょう。そして、胃腸の元気を取り戻しましょう。
「食養生」胃腸を元気にする作用のある食材を食べましょう。(しいたけ、山芋、なつめなど)
その4、「少量の鼻水が続いている人」
「原 因」老化や慢性病による消耗、性生活の不節制などで、泌尿器・生殖器系の働きが弱っているからです。
「症 状」無色で少量の鼻水が慢性的に続きます。体が冷えると鼻水の量が増えます。腰・膝のだるさや手足の冷えを伴います。
「予防法」過度に体力を消耗することは避けましょう。冷えや水分のとりすぎにも注意しましょう。
「食養生」精気を補う作用のある食材を食べましょう。
(にら、えび、羊肉、山芋、くこの実など)
参考図書:図解よくわかる東洋医学
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