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女性
女性ホルモン
女性を支配している女性ホルモンは、一生涯で「たったティースプーン1杯」しかつくられないと言われています。
しかし、この1杯が、気持ちを安定させ、病気から体を守り、妊娠を可能にしています。
女性ホルモンとは?
女性ホルモンは、女性が妊娠、出産のできる身体をつくるために、脳が指令を出し、卵巣で作られるホルモンのことです。
エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つのホルモンの総称です。
<女性ホルモンの働き>
【エストロゲン】
・エストロゲンには「エストラジオール」「エストロン」「エストリオール」の3種類がある。エストラジオールは卵胞からつくられ、最も活性が高い。
・女性らしい体をつくり、子宮の内膜を増殖させる。
・自律神経、感情に働きかける。
・骨量の維持、コラーゲンの合成促進、血管拡張作用、抗動脈硬化作用、皮脂腺の分泌抑制作用、LDLコレステロールの低下作用、HDLコレステロールの増加作用など。
【プロゲステロン】
・プロゲステロンは卵胞が排卵後に変化した黄体から分泌される。
・基礎体温をあげる。
・受精卵が着床しやすいように子宮内膜を分泌期に変化させる。
・体内の水分を保持したり、食欲を増進させる働きがある。
月経前症候群(PMS症状)
【症 状】
・イライラ、怒りっぽい、抑うつ状態
・乳房痛や頭痛、むくみ、
・月経開始と共に症状が減退又は消失する
【原 因】
明確な原因はわかっていませんが、考えられる要素が3つあります。
・エストロゲンとプロゲステロンの急速な変動
・エストロゲン減少によるセロトニン減少
・ビタミン、ミネラルの不足
【対処方法】
?生活改善
・食 事:カルシウム、マグネシウム、ビタミンB6、ビタミンE、ガンマリノール酸含有食品の摂取。水分・塩分摂取の制限
・嗜好品:アルコール、カフェインの制限、禁煙
・運 動:有酸素運動
?低用量ピル:排卵を抑制する
更年期障害
【症 状】
・月経異常、のぼせ、発汗、抑うつ感、いらいら、不眠などの不定愁訴
・各種検査で異常が無い
【原 因】
・閉経前後の女性ホルモン低下
【対処方法】
?ホルモン療法
?漢方薬
?運動、食事、心のケアなど生活改善
ホルモン療法と漢方薬
更年期障害の心身の40症状について、ホルモン療法と漢方薬の治療効果を検討して総合的な評価をまとめた研究で、漢方薬(加味逍遥散)には、ホルモン療法に匹敵する治療効果が報告されています。(NHKきょうの健康 漢方薬事典より)
参考:WAKU2情報ランド
例えばこんな漢方薬がございます。
イライラする方
目の下にクマができやすく生理痛が強い方
むくみやすく生理痛が強い方
色白で冷え症の方