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肝臓・胆のう
胆汁
胆汁(たんじゅう)は、肝臓で作られ、そばにある「胆のう」と呼ばれる袋に貯留されています。
食べ物の消化を助けるだけではなく、様々な役割を担っており、胆汁分泌の低下が様々な原因となる事が知られています。
胆汁の働き
食べ物(とくに脂肪)
↓
口
↓
胃
↓
十二指腸
↓
胆のうが収縮
↓
十二指腸に胆汁が分泌される
【胆汁の役割】
○脂肪の消化を助け、吸収を促進する。
→脂肪やコレステロールというと悪者のイメージがありますが、細胞膜やホルモンの材料となる重要な栄養素ですので正常な消化吸収が大切です。
○肝臓の解毒作用と協力して、老廃物を体外へ排泄する。
→古くなった赤血球が壊れたビリルビン色素、コレステロール、毒物や薬物を体外に排泄します。
胆汁分泌が低下すると…
肝臓や胆のうの異常により胆汁分泌が低下すると…
○栄養素の吸収が低下
○老廃物の排泄が正常に行われない
【胆汁が正常に分泌されていない症状】
□便が白っぽくなる
□皮膚・白目が黄色っぽくなる
□尿が茶色ぽくなる
□食欲不振、むかつき、皮膚のかゆみ
など
分泌低下の原因
胆汁は、肝臓や胆のうの弱りなどを通じて分泌低下が起こる事が知られています。
食習慣、生活習慣、疲れ、ストレスなど肝機能に影響を与える因子は多く知られており、これらの改善が第一となります。
○ストレスを溜めない
○過食をしない
○無理なダイエットをしない
○アルコールを飲み過ぎない
対策
【腸肝循環を大切に】
十二指腸に分泌された胆汁はすべて便中に排泄されるわけではなく、一部は腸内で吸収され再利用されています。
腸と肝臓と胆のうの連携によりそれぞれの機能が正常に保たれています。
肝臓を元気にすることはもちろんですが、肝臓や胃腸を含めた内臓を元気に保つことが大切です。
【胆汁の力を利用する】
古くから中国では、熊胆(くまのい、ゆうたん:熊の胆のう)が胆汁の分泌を促す利胆作用があるとされ、肝臓や胆のうの機能低下に伴う症状の改善に用いられてきました。
現在は、漢方製剤だけでなく胆汁エキスやその成分であるウルソデオキシコール酸が医薬品成分として配合されている製品もあります。上手に活用してみてください。
参考:WAKU2情報ランド
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