部位から探す
全身症状
ミネラル
ミネラル(無機質)とは、地球上に存在する元素のうち、水素、炭素、窒素、酸素を除いたものです。必要な量は少ないのですが、身体の中では作ることができないので、食べ物からとる必要があります。
ミネラルは、骨などの体の組織を構成したり、体の調子を整えたりする働きがあります。
ミネラルの体内での働き
ミネラル(mineral)という名前は、mine(鉱山・鉱石など)や金属を意味するmetalという言葉に由来しています。
それぞれの名前は、発見された場所の地名やギリシャ神話、その金属を含んだ物質の色など様々な由来から名付けられています。
ミネラルの役割は大きく分けて4つあります。
?骨・歯・血液など体の構成成分になる
?神経・筋肉機能を正常に保つ
?酵素の働きをサポートする
?体液の浸透圧・pHを調整する
ミネラルの80%以上は骨や歯にあり、リン酸カルシウム、リン酸マグネシウムとして存在し、強さ、硬さ、弾力、耐性を与えています。
約10%はタンパク質などと結合して筋肉内にあり、約1%は細胞膜や酵素などの材料として存在しています。
不足しやすいミネラル・摂り過ぎるミネラル
【不足しやすいミネラル】
○カルシウム(摂取基準:男女650mg)
日本人に長年不足しているミネラルです。また、生体内で最も多く存在するミネラルで、骨や歯、血液、筋肉に存在します。
年齢によって吸収率が変化するので、カルシウムの摂り方を工夫してみましょう。
○マグネシウム(摂取基準:男370mg、女290mg)
古代ギリシャのマグネシアという地域で摂れたことからマグネシウムと名付けられました。
マグネシウムは、ほとんどすべての生合成反応や代謝反応に必須のミネラルです。また、カルシウムと密接に関与し、骨の健康を維持する働きもあります。
○亜鉛(摂取基準:男10mg、女8mg)
多くの酵素に含まれ、遺伝子発現、タンパク質合成など、細胞や髪の成長と分化に中心的役割を果たしています。
不足により、味覚障害や皮膚炎、食欲不振などが起こる事が知られています。
【摂り過ぎが心配なミネラル】
○ナトリウム(摂取基準:食塩として男女7?未満)
神経伝達や筋収縮などに関与している重要なミネラル。
しかし、摂り過ぎると高血圧や脳卒中など、生活習慣病に繋がります。摂取基準量を目標に食事を工夫しましょう。
カルシウムバランスの重要性
カルシウムは「生命の炎」と言われ、血液中のカルシウム濃度が一定に保たれているために心臓や脳、その他の器官が正常に働き、人間の生命を保っています。
カルシウム摂取量が不足すると、副甲状腺ホルモンが分泌され、骨からカルシウムを取り出し、血液中の濃度を一定に保とうとします。
慢性的にカルシウムが不足していると、常にカルシウムが骨から溶かしだされ、骨粗しょう症につながります。
また、骨から過剰にカルシウムが溶かしだされることで、動脈硬化や脳梗塞、結石などの病気につながります。
ミネラルの種類と多く含む食品
【ナトリウム】 食塩、しょうゆ
【マグネシウム】豆類、種実類、海藻類、魚介類
【 リ ン 】魚介類、牛乳・乳製品、豆類、肉類
【 カリウム 】果物、野菜、芋、豆類、干物
【カルシウム 】牛乳・乳製品、小魚、海藻類、大豆製品、緑黄色野菜
【 鉄 】海藻類、貝類、レバー、緑黄色野菜
【 亜 鉛 】魚介類、肉類、殻類、種実類
【 セレン 】魚介類、肉類、卵
【 ヨウ素 】海藻類、魚介類
参考:WAKU2情報ランド
ミネラル補給はこちら
【不妊・子宝】【産後の不調】【生理・月経トラブル】【男女更年期】【子供のトラブル】
【アトピー】【せき・ぜんそく】【おなか・便秘】【痔】のご相談は
東急田園都市線 鷺沼駅 川崎市宮前区の漢方相談薬局
【エーケー有馬薬局】までご相談ください