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不妊・子宝
「男性不妊」で悩んでいませんか?
不妊とは、妊娠を望む健康な男女が
避妊をしないで性交をしているにもかかわらず
1年以上妊娠しないこととされていますが、
不妊の原因は男性側にもある
ということは広く認知されるようになっています。
原因として
☆造精機能障害
精索静脈瘤、停留精巣、染色体異常、精巣炎など
☆精子の通過経路障害
精管欠損症、両側精巣上体炎、医原性(手術で精管損傷)など
☆勃起・射精障害
ED、神経損傷、逆行性射精、遅漏・早漏など
☆副性器の炎症によるもの
精嚢炎、前立腺炎など
等があります。
精液検査について
精液検査の基準値は2021年に改定されました。
この基準値というのは、
パートナーが自然妊娠した男性の精液検査データーを参考につくられたそうなのですが、
平均値というわけではなく下位5%以上のデーターとのことで、
私が参考にしている本には「正常下限値」と書いてありました。
精液検査のデーターは人によっては変動が大きいこともよくあることです。
よい方はキープできるように、改善が必要な方で何をやったらよいのか分からないときには
是非ご相談ください。
良い精子のためにすぐできること
精祖細胞から受精能のある精子になるのには
約74日間かかります。
精祖細胞→精母細胞→精子細胞→精子
これらは脳から分泌されるホルモンによってコントロールされているので、
脳の機能が乱れるようなストレスを溜めないようにすることや、
精子の原料となる質の良い食事(栄養)を摂ることは大切です。
また精子は温度ストレス、酸化ストレスに弱く、
精子DNAが損傷されると不妊や流産にもつながります。
精子が造られる精巣の最適温度は32-34℃です。
精巣が陰嚢の中にあるのは
おなか(37℃)より低い温度であることが必要であるからなので、
サウナなどに長時間入ることや、
ノートパソコンを膝の上で長時間使用することは避けた方がよく、
下着もブリーフよりトランクスがよいと言われています。
酸化ストレスとは、体内で処理しきれない活性酸素によって
細胞がダメージを受けることですが、
喫煙やストレスによっても活性酸素が発生するので、
禁煙をはじめとした生活習慣の改善や、
必要があれば抗酸化作用のあるものを摂取することも大切です。
次は、PCO(多嚢胞性卵巣)とPCOS (多嚢胞性卵巣症候群)